ストレスと上手に付き合うための講座①「そもそもストレスとは?」
こんにちは。ハレバレです。
本日からしばらく、「ストレスと上手く付き合うための講座」として、記事を書いていきます。
参考書籍と私が仕事や生活で得た知見から、本気で作成します。たぶん、全10回くらいのシリーズになるのでは…と思っています。(長い!!といきなり離脱しないでくださいね。一つ一つはしっかり完結しますので。)
一通りご覧いただければ、「ストレス対処の基礎がばっちり!ストレスと上手く付き合えるかも?!」と実感できるように仕上げます。必ずあなたの生活に生かすことができますので、ぜひ最後までお付き合いください。
それでは、第1回目「そもそもストレスとは?」についてご覧ください。
※田中ヴェルヴェ京・奈良雅弘「毎日のしんどい人のコーピング入門 ストレスに負けない技術」(日本実業出版社,2011)が参考図書です。
ストレスと上手に付き合うことが大切
そもそも、ストレスとは辛いもの、悲しいものだけでなく、一見喜ばしいものにも存在します。仕事、学校、育児、サークル…あなたの生活すべての場面に存在するものです。
また、適度なストレス状態は私たちの成長を促すスパイスとして重要な側面もあります。ただし、過度なストレス状態は疾病にも繋がるとてもリスキーなものです。
つまりストレスとの上手な付き合い方を学ぶことは、健康管理だけでなく、人生を豊かにすることに直結するのです。
そもそもストレスとは?
ストレスを辞書で引くと次のような定義になっています。
精神緊張・心労・苦痛・寒冷・感染などごく普通にみられる刺激(ストレッサー)が原因で引き起こされる生体機能の変化。一般には,精神的・肉体的に負担となる刺激や状況をいう。引用:三省堂 大辞林
一般的にはストレス=刺激(ストレッサー)というイメージが強いのですが、ストレッサーによって引き起こされた心身の反応(ストレス反応)も含めてストレスと言います。
ストレッサーが弱ければ一時的なストレス反応だけで済みますが、ストレッサーが強いとストレス反応が継続することになります。
自分をバネだと想像してください。バネを縮める、押し込む圧力が弱ければ、バネはすぐにもとに戻ります。ほとんど縮まない強靭なバネもあるかもしれません。しかし、強い力で長く押し込まれ続けると、バネの戻る力が弱まって、もとに戻らないかもしれません。
今の例では「バネを縮める圧力=ストレッサー」「バネが縮んでいる状態=ストレス反応」「バネの戻る力=ストレスへの抵抗力」となります。長く強い力でストレッサーを受けると、次第に抵抗力が弱くなっていき、バネの形が歪んでしまいます。バネは「あなた」を表しており、バネの形は「あなたの心身の状態」です。つまり、バネの歪みは、あなたの「心身の歪み」ということです。
この「心身の歪み」を抑えることこそが、ストレスケアなのです。どんな方法でもバネの歪みを抑えればよいのです。そして、上手く歪みを抑えたのち、バネを強くする成長に生かすのです。
ストレス反応や心身の歪みについて、もう少し詳しく説明します。
急性のストレス反応
ストレス反応には急性・慢性の2種類があります。
急性反応は、身体面では「冷や汗」「血圧上昇」「心拍数の増加」などです。例えば、突然人に話しを振られたときに緊張してドキドキするのは急性のストレス反応です。
精神面では「悲しみ」「不安」「怒り」「混乱」など、感情の変化が急性のストレス反応です。先ほどの例で言えば、「上手く話せなかったどうしよう!」と心配な気持ちになるかもしれません。
圧力でバネが縮んだ瞬間の「きしみ」というイメージです。
慢性のストレスの反応
本日は、ストレスと上手に付き合うための講座①として「そもそもストレスとは?」について説明しました。
ポイントは
- 適度なストレス状態は成長へのスパイスになる
- 過度なストレス状態は重要な疾患につながる恐れがある
- ストレスはバネをイメージすると分かりやすい
つまり、ストレスと上手に付き合うことは自身の人生を豊かにすることに繋がる!ということです。ストレスと上手に付き合うということは、「ストレスを活用する」という表現もできます。
どうせ生活場面にはゴロゴロ転がっているストレス…どうせなら成長に生かせるように活用したいですよね!
次回以降の記事もぜひご覧いただき、ストレスとの上手な付き合い方を一緒に考えていきましょう。